検査・品質管理
検査課
検査課は加工部品や製作品の検査をおこなっている部署です。
お客様へ納品する製品における最終工程として、出荷前の厳しい検査をおこない、高品質な製品をお客様へお届けできる様、努めております。
検査課の仕事
検査課の業務内容としまして、部品・加工品の受入、及び製作品の中間検査と最終検査をおこなっています。
受入検査はお客様からご支給頂いた品物に間違いないか、型式・数量等の検査をおこない、協力業者で加工された部品の外観・寸法等の検査業務となります。
中間及び最終検査では、お客様からのご要望を満足している製品であるか、性能・規格・外観等の検査をおこない、検査結果として検査成績書を作成し、製品と一緒にお客様へ提供しています。
検査員の教育と育成
検査員教育としまして、電気・電子の知識の向上と、各種計測器の取り扱い方等を、定期的に教育会を開催しています。
検査実務教育としまして、検査内容、及び検査方法をOJTにより習得し、実務経験を積んで幅広い検査に対応できる、人材育成をおこなっています。
検査員技能の管理
検査員技能の管理としまして、検査員が習得した検査技能を4段階評価し、検査能力管理表(スキルマップ)にまとめ、個々の検査員技能を確認できるように管理しています。
お客様からの検査要求に対応可能な検査員にて検査させていただいております。
検査エリアの環境
検査エリアはESD(静電気放電)対策を設置しており、床・作業机には静電マットを敷き、検査者はリストストラップにより電子部品へのESD対策をおこなっています。
静電マット及びリストストラップの点検も定期的に実施しています。
検査室内は温度・湿度を監視して、製品にやさしい環境を整えています。
ケーブルチェッカーによる検査環境
検査課ではケーブルチェッカー(NEXT MTP-1000)を2台保有し、導通・絶縁から耐圧検査まで自動で検査が行えます。チェッカーに必要な検査用治具として、MSコネクタの治具を100種類以上と多数揃え、可能な限り検査の自動化を図り、人的ミスを軽減することに努めています。
ケーブルチェッカーによる検査とは
ケーブルチェッカーに治具をセットし、検査する製品を治具と接続したら、製品の電気性能を判定します。
検査する内容として、接続図面による導通と絶縁検査チェッカーが瞬時に判定してくれます。
検査する時の接続先違いや、図面の読み間違い等による人的ミスも無く検査効率が向上し、検査コストをおさえることができます。
検査員が手動でおこなう検査とは
治具が準備できない製品では、ケーブルチェッカーに対応はできません。
その際、導通・絶縁検査では検査員が手動にておこなう検査となり、導通検査はデジタルマルチメータ―により導通抵抗値の測定をおこない、絶縁検査では、絶縁抵抗計により絶縁抵抗値の測定をおこなっています。
このような検査にも対応できる計測器を多数揃えています。
耐電圧試験装置による検査とは
絶縁強度の確認試験として耐電圧試験があります。
耐電圧試験は製品の安全性を確保する為の基本となる試験であり、その目的は通常取り扱う電圧に対して十分な絶縁耐力があるか確認します。
お客様からご要望があれば、耐電圧試験にお応えできる装置を保有しており、満足いく製品のご提供ができます。
受入検査とは
お客様からご支給頂いた部品の検査と、協力業者で加工
された部品の検査が主に受入検査となります。
支給品の検査は、型式・数量・外観に問題がないか確認します。加工品の検査は、加工された外観形状・寸法・数量・仕上がり具合を確認しています。
受入検査とはオシロスコープやネットワークアナライザによる電気性能試験
オシロスコープやネットワークアナライザを使用して、パルス信号を計測したり、信号を読み取りながら、製品の電気調整試験にも対応可能です。
検査課で保有している測定器
外観検査(寸法測定・質量測定等)・電気検査(導通抵抗測定・絶縁抵抗測定・耐電圧試験等)に必要な測定器を揃え、お客様からの要求を満たすことのできる計測器を揃えております。
代表的な測定器として以下の機材が御座います。
:デジタルマルチメータ― :絶縁抵抗計
:AC/DC電源発生装置 :耐電圧試験装置
:オシロスコープ :ネットワークアナライザ
:ノギス :マイクロメータ―・直尺・巻き尺
:ケーブルチェッカー :その他
品質管理課
品質管理課は、より品質の高い製品や、サービスを提供する為、品質保証・品質改善に取り組む部署です。
お客様の要望にお応えできる物作りに寄り添い、品質向上に努めています。
品質管理課の仕事
品質管理課の業務内容として、ISOの事務局的業務をおこない、認証機関との窓口や、社内の内部監査、及び協力業者への定期的な監査の取りまとめをおこない、品質管理の要の部署となります。その他、お客様からの製品に関する確認・ご指摘に応じた対応や、不適合に関する集計をおこない、再発防止に対する取り組んでいます。
製品への保証の一つでもある計測器の精度では、社内で使用している計測器を定期的に校正しており、校正に関する管理業務もおこなっています。
社内及び委託先の品質管理
品質維持・向上への取り組みとしまして、社内内部監査と委託先監査を定期的におこなっています。
内部監査では各部署における取組状況を確認し、問題が発見された場合は是正を講じ、より良い品質管理システムを築き上げることに努めています。委託先への品質維持・向上として、社内内部監査同様に品質管理の運用状況を確認し、委託先の状況に合わたせバックアップをおこない、より良い協力体制を築くことに取り組んでいます。
校正管理業務とは
加工品や製作品で寸法・質量等の外観を測定する計測器や、電気性能を測定する計測器の、精度を保証するための校正管理業務をおこなっています。
各計測器は外部校正機関へ依頼しており、外部校正機関への計測器の受け渡し窓口業務をおこなっています。
校正完了後の精度の確認も実施し、全ての計測器管理をおこなっています。
不適合に対する取り組み
不適合に対する取り組みとしまして、お客様からのご指摘に対する対応や、社内・協力業者で発生した不適合を撲滅するため、定期的に品質会議を開催して品質向上に努めています。
不適合撲滅の一環として、不適合へ発展してしまう可能性がある事象を早期に発見し、その段階で注意喚起をおこない、不適合の発生を抑制する活動にも取り組んでいます。
ISO9001の維持管理
ISO9001の維持管理として、先ずは認証機関との窓口となり、定期審査への対応をおこなっています。
そのほか、社内文書の管理や、内部監査の計画から実行、及び監査で確認できた状況の評価報告まで、当社のマニュアルに沿った運用がおこなわれているか監視をおこなっています。
主に仕事をしている取引先一覧
販売・製造している商品のご紹介
メイワ電子の関連イベントや取組みについてご紹介
パートナーシップについてのご説明及び取組みの紹介やご提案など